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【書評】「わかったつもり」を読んだら読解問題も怖くない?

書評

[結論]長文問題は先に設問を読もう

IT企業にお勤めのみなさん、そろそろ情報処理技術者試験ですね。私は死にそうになりながらも応用情報を取りました。(自画自賛)

タイトルと本文のどこに繋がりがあるんだよと思われそうですが、「わかったつもり〜読解力がつかない本当の原因〜」という本を読んだ事により、受験テクニックの一つである「先に設問を読め」と言うことが非常に納得できました。そして「文章を読む」だけではせっかく書いてある情報を1/3も汲み取れていないことを実感できました。

ちょっと感動したのでご紹介したいと思います。

「文章を読んでいるだけ」に気付け

基本的に日本語で書かれている文章って不明点なく読めますよね。新聞、雑誌、仕事の資料、パンフレット等々、日本語で書いてあれば「読める」と思い、わからない点があるかと聞かれたら「無い」と答えるでしょう。

そしてあとで誰かに「◯◯ってどうなの?」と聞かれると、読んだはずなのに内容が全く頭に入ってないなんてことが稀によくあります。(ネットスラング)

この本では実際に読者に長文を読ませて、頭ではわかっていたつもりなんだけど「文章を読んでもどれくらいわかっていないか」ということをまず知らしめてくれます。しかも最初の文章なんて小学2年生の教科書に載っている文章ですからね、「このくらいの情報ですら読めてなかったのか!」と膝を打ちました。ちょっと手品めいてましたね。

この「読んだけど情報を受け取れていない」のは何故かと言うと、「目的なく読んでいるから」です。まさしく「目を通しているだけ」ですね。この本の中で「文章を読んでから設問に対して表を埋める」と言う作業をして読者が「わかったつもり状態」になっていることを気付かせる構成になっているのですが、この流れを見たときに長文問題はまず設問を読め」と言われる所以が理由付きではっきり理解できたと感じました。

「どんな情報を得るためにこの文章を読んでいるのか」と言うことをしっかり意識して読む為に、試験であれば先に設問を読んでから文章を読め

ということだと私は受け取りました。

欲しい商品のパンフレットだと、目的がはっきりしていることが多いのであまり意識しなくてもかなりの情報を得られるかと思いますが、保険やスマホの契約書とか仕事の資料とかだと読んでてわからない点はないんだけど後から思い出せない状態になりがちですよね。

設問を読んで何を読み取る必要があるかを事前にインプットして文章を読むと、より文章を深く読むことができて問題が解けるという私の解釈です。

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[おまけ]いつから文章を理解していると錯覚していた?

この本はこれだけではありません。次は「文章が長いと読み飛ばし、文脈から都合のいい情報を捏造しがち」だという内容に続きます。こういうやつネット上にたくさんいるな?

ブログや文章を書く方々は書いた文章を別の意味として捉えられると「俺の書き方が悪いんだ・・・」って思いがちですが、場合によっては長い文章に対して読者がこんな感じで適度に読み飛ばして文脈から間違った情報を受け取って「わかったつもり」の状態になっているかもしれません。(この記事もかもしれない)

もちろん本当に意味がわからない文章にならないように日々研鑽が必要ですが、そういうわかったつもりで誤った解釈をする人もいるしむしろ多いかもしれませんね。(自戒)

 

そして「わかったつもり」から「本当にわかった」状態に持っていく技術へ続きます。

読解力と言うことで文章を読む役割の人向けの本で文章読んでるのに頭に入ってこない、人より受け取れる情報が少ないと感じている人はもちろん、文章をうまく伝えたい人にも気付きがある本だと思います。

技術的な話ももちろんなのですが前述の通り手品を見ているような、推理小説を読んでいて謎が解けたような不思議な感覚を味わうこともできるので読み物としても面白いです。是非読んでみてください。

今日の雑談

札幌はようやく雪が融けてきました。球春到来です。

ファイターズは3連敗ですがまだ140試合ありますからここでがっかりしてたらシーズンもちません。長い目で見ていきましょ。